アメリカと中国の閣僚級による4回目の貿易協議が14日、スペインのマドリードで始まったと中国国営の新華社通信が伝えました。

協議にはアメリカからベッセント財務長官ら、中国からは経済を統括する何立峰副首相らが参加しています。

米中は5月の1回目の協議で、互いに課していた追加関税を引き下げ、一部関税を90日間停止することで合意し、その後、7月の協議で停止期間をさらに延長することなどで合意していました。

中国商務省によりますと、今回の協議では関税のほか、中国の動画投稿アプリ「TikTok」を巡る問題も話し合われるということです。

トランプ政権はTikTokのアメリカでの事業売却を求めていて、期限が9月17日に迫っています。

また、トランプ政権はG7(主要7カ国)などに対し、ウクライナ侵攻を続けるロシアから原油を輸入している中国やインドに関税を課すよう求めていて、中国によるロシア産原油輸入も協議の議題になるとみられます。

フジテレビ
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国際取材部
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