北海道東部の雌阿寒岳では、11日以降、火山性地震の増加や火山性微動の発生、噴気の増加などが確認されていて、札幌管区気象台は、今後の情報に注意するよう呼び掛けています。
札幌管区気象台によりますと雌阿寒岳では、11日15時頃からポンマチネシリ火口付近を震源とする振幅の小さな火山性地震が増加しているということです。
11日15時から12日16時までの地震回数は83回(速報値)となっています。
また、12日14時40分頃から約7分間の火山性微動が発生し、傾斜計では火口方向が上がる傾斜変動が観測されています。
雌阿寒岳の火山性微動の発生は2024年11月6日以来です。
気象台は、噴火警戒レベル1(活火山であることに留意)としていますが、活火山であることから、火口内に影響する程度の噴出現象が突発的に発生する可能性があり、火口内や近傍では火山ガスや火山灰噴出に注意するよう呼び掛けています。