県立農業高校の生徒が地元の醤油メーカーとしてタイアップし、「醤油かす」を使った新たな商品を作りました。
食品ロスを減らし、新しい県産品を目指します。
甘辛いタレに漬け込んだ唐揚げ。
タレには高校生発案の醤油かすを再利用した新商品「万能からあげの素」が使われています。
12日、新商品の発表会が開かれ、教職員などが味を確かめました。
諫早農業高校 前田達彦 校長
「おいしい、甘めで食べやすい」「わからない、醤油の絞り粕を使っているとは」
「醤油かす」は醤油を製造する際に出るもので、雲仙市千々石町のヤマト醤油では、年間2000キロが焼却、もしくは家畜の飼料として利用されています。
農業高校の生徒たちは食品として再利用できないかと、醤油メーカーと共同で約1年かけて開発を進めてきました。
諫早農業高校 食品科学部 草野結衣 部長
「醤油かすにも塩分も含まれているので(クセを)消すだけだともったいないと思い、活かせないかと」
つけこみダレとしてだけでなく、野菜炒めなどにも使えるという万能ダレ、雲仙市内の物産店などで販売されているほか、インターネットでも購入できます。