牛の蹄を削る競技の大会が12日、平戸市でありました。
蹄の手入れは、牛の健康を守る上でとても重要なんだそうです。
牛の蹄を削る「牛削蹄競技」、その九州・沖縄地区大会です。
各県代表の蹄を整えるプロ、削蹄師32人が技術を競い合いました。
県代表 古川 和紀 さん(36・松浦市)
「牛は一頭一頭(性格が)違う。少しでも大人しくなってくれればと」
蹄の手入れがよくないと牛はストレスで発育が遅れたり、種付けがうまくできなかったり様々な影響が出てしまいます。
蹄をきちんと整えることで血行が促進され、姿勢もよくなり、健康につながります。
大会では筆記、判断、実技の3つで採点されます。
県装削蹄師会 武藤通孝 会長
「いま、若い人たちがどんどんレベルアップしている。技術の向上によって生産性が伸びるよう、縁の下の力持ちの気持ちでやっていきたい」
優勝したのは宮崎県代表の青木俊樹さん(31)で、ほかの入賞者8人と共に11月の全国大会に出場します。