秋の観光シーズンを前に街が厳重警戒。
フランス・パリで目撃されたのは、デモ隊が「みんな警察が憎い!」と声を上げ進む姿。
街角のカフェは店内まで炎に包まれ、多くの人が利用するパリ北駅のすぐそばでは、警察と市民が衝突。
暴徒化した一部の市民が、警察官に体当たりする場面もありました。
フランス全土を揺るがしている大規模デモ。
一体何が起こっているのでしょうか。
フランス政府は、財政再建策として、年間11日あるフランスの祝日のうち、2日分を廃止しようとする案を公表。
この方針に対し、市民らの怒りに火がつき群衆が激怒したのです。
デモに参加したというパリ在住・宮白羊さんは「僕が着いたときにはごみ箱とか燃やされていて、催涙弾が投げられ、目がすごく痛くなった」と話します。
当局によりますと、デモには市民ら約19万7000人が参加したとみられ、415人の身柄を拘束。
現地18日には、新たなデモが計画される中、緊張感が高まっています。