松江市の島根県立美術館が所蔵する浮世絵師「葛飾北斎」のコレクションを紹介する展覧会が、9月12日から始まりました。

松江市の島根県立美術館で始まった『北斎展』。
津和野町出身の北斎研究者・永田生慈さんから県に寄贈された浮世絵師「葛飾北斎」のコレクションから「葛飾」の画号を名乗った40代半ばから60歳までの作品500点が一堂に展示されています。

多くの読本を手がけた北斎が、挿絵として数多く描いた「幽霊図」の最初の作品です。

着物の柄までが繊細に表現された葛飾北斎時代の作品「花魁図」。

そして、絶妙な色遣いで2匹のナマコのぬるりとした質感や立体感を表わした「なまこ図」。
「載斗」の画号で世に出した作品です。
もっとも知られた画号のもと、精力的に創作を続けた北斎の姿に触れることができます。

島根県立美術館・藤間寛館長:
「今回の展示内容をご覧になれば、海外で北斎が評価される理由が十分に分かると思います」

この展覧会は、前半と後半で作品を一部入れ替え、11月3日まで開かれます。

TSKさんいん中央テレビ
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