2025年のまんが甲子園で最優秀作品の授賞が取り消しとなったことを受け、今後の対策について意見交換が行われました。
浜田知事:
「規定に抵触するような作品を審査対象から除外をできずに授賞取り消しという形になりました。しっかりと再発防止を行っていかなければならない」
8月に行われたまんが甲子園では、最優秀に選ばれた作品が外部からの指摘で類似作品が確認されたため最優秀が取り消されました。
12日に開かれた「まんが王国・土佐推進協議会総会」で、2026年度の審査体制の見直しについて事務局の県から、「監視の強化ではなくリテラシー教育の強化に重点を置く」との方向性が示されました。
事前の対策として、生徒と顧問に著作権に関わる動画を見てもらうこと、AI等で検索しテーマに沿ったすでにある作品を抜き出しておくこと、当日は検索スタッフを配置し類似作品がないかを調べるなどの案が示されました。
会では、大会当日どうやって類似性をチェックするかについて「AIには限界がある」という県の説明に対し、委員からは「AIも可能性の1つとして検討していくべきでは」といった意見も出されました。
委員の1人漫画家のくさか里樹さんは、将来まんがの道を目指す生徒にとって「著作権はとても大事なもの。今回のことを機会に学んでほしい」と話しリテラシー教育の強化に賛同していました。
県は12日の意見を踏まえて2026年2月の次の会議で審査体制見直しの具体案を示す方針です。