12日も関東から九州にかけての広い範囲で激しい雨が降りました。
京都・舞鶴市で撮影された映像では激しい雨がアスファルトにたたきつけています。
撮影者によると昼食を食べているわずか20分ほどの間に景色が一変したといいます。
撮影者:
お昼食べに出ていたんですけど、ちょうど食べ終わってお店出るときにゲリラ雷雨が降り出して、びしょぬれになりながら車に戻って車の中から撮影した。水かぶったくらいビショビショ。
舞鶴市では1時間に65mmの雨が降り、これは9月としては観測史上1位となります。
愛知・名古屋市では1時間に40mmの激しい雨が降り、道路を走る車は水しぶきを上げながら走っていました。
歩行者の足元も雨でぬれてしまっています。
同じ名古屋市で撮影された映像では、雨が地面を激しくたたきつけていました。
富山・射水市では分厚い雲に覆われ、白くもやがかかったようになっていました。
住宅街の道路は冠水しまるで川のようになっています。
車のタイヤは半分ほどが水に浸かり、地面の段差を乗り越えるための段差スロープと呼ばれるものが水に流されていました。
11日、猛烈な雨に襲われた首都圏では12日も強い雨に影響が出ています。
11日、東京や神奈川を襲った猛烈な雨。
1時間に約120mmの雨が降ったとみられる東京・品川区では河川の氾濫が起きました。
川の橋桁から水が噴き出し周囲が冠水しました。
猛烈な雨は、お台場でも。
強い風の影響で傘が壊れてしまっている男性や1本の傘で肩を寄せ合うようにして歩く2人組の姿がありました。
東京・目黒区自由が丘にある学習塾では、地下へとつながる階段には水がたまり、地下1階の天井近くまで雨水が流れ込む被害も。
塾の講師:
(これ水位はどれくらいある?)いや~2メートルくらいじゃないですか。
大雨・洪水警報が出た千葉市では1時間に58.5mmの非常に激しい雨が降りました。
突然の雨にかばんを頭の上に持ち傘代わりにしている人や、びしょぬれになりながら駅へと向かう人の姿が見られました。
道路に水がたまっているためズボンの裾を持ち上げて歩いています。
大雨の影響で冠水している場所も。
車高をはるかに超えるほどの大きな水しぶきを上げながら走る車や、自転車で冠水した道路を進む人の姿がありました。
同じ千葉市の別の道路も冠水するなど大雨の影響が出ています。
成田空港ではアスファルトに大粒の雨が打ち付けていて、大きなスーツケースを持った利用客は雨にぬれないように足早に建物の中に入っていきます。
そして東京都内でも雨が降り、浅草では写真撮影をする外国人観光客の姿もありました。
中国から来たという女性は紙の傘で撮影をする予定でしたが雨が降ってきたため、透明な傘を使用することになったといいます。
中国人観光客:
撮影の道具です。今雨だからぬれて…。(Q.残念でしたね)残念です。
13日は前線を伴った低気圧が発達しながら日本海を北上。
北海道と東北は夜から日本海側を中心に警報級の大雨。
関東は13日も断続的に雨が降る予報です。