見通しの甘さに伴う財源不足から計画の見直しが迫られている新しい静岡県立図書館の整備をめぐり、建設の推進を目指す団体が9月12日、機能の充実などを要望しました。

9月12日に県庁を訪れたのは新たな県立中央図書館の建設推進を目指す2つの団体です。

この中で団体の代表などは蔵書の数について200万冊程度とした上で、司書をはじめとする専門の職員をしっかりと配置するよう求めました。

要望に対し、塚本秀綱 副知事は「県立図書館としての機能を持たせ、デジタルなども検討していきたい」と答えています。

静岡図書館友の会・川村美智 代表:
建物が豪華であることは望んでいない。県民にとってここは知の拠点であると、誇りを持って頼りにできる図書館であってほしい

新たな図書館の整備をめぐっては、国からの補助金136億円を見込んでいたものの実際の交付額は34億円に留まる見通しで、県は年内にも規模を含めた新たな計画案を策定する方針です。

テレビ静岡
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