お金を払った客を船に乗せ、海釣りをさせる「遊漁船業」を無許可で営業した疑いで、和歌山県御坊市の漁師の男がきょう=12日、書類送検されました。
遊漁船業の適正化に関する法律違反の疑いで書類送検されたのは、和歌山県御坊市の漁師の63歳の男です。
田辺海上保安部によると、男は本来登録が必要な「遊漁船業」の届け出を和歌山県知事にせず、ことし4~7月にかけて客を自身の船に乗せて釣りをさせ、報酬として計約343万円を受け取った疑いがもたれています。
男はことし1月、船に乗せていた釣り客の男性(77)が海に転落し死亡する事故を起こしていて、その後、遊漁船業の廃業届を県に提出していました。
調べに対し、男は容疑を認めているということで、田辺海上保安部は「厳重処分」の意見をつけてきょう=12日、検察に書類送検しました。