停滞する秋雨前線などの影響で広島県内では11日夜から12日明け方にかけて各地で大雨となりました。
この時間も交通機関に影響が出ています。
中国地方には秋雨前線が停滞して県内には湿った空気が流れ込みやすくなっています。
この影響で11日夜は広島県北東部、12日未明から明け方にかけては南西部を中心に発達した雨雲がかかり、雷を伴った大雨となりました。
土砂災害の危険が高まっているとして各地には避難指示が一時出されましたが、この時間までにすべて解除されています。
現在、雨は広く小康状態となっていますが、湿った空気の影響が残りきょう12日のうちは不安定な天気が続く見込みです。
地盤が緩んでいるため雨の降り方には十分注意が必要です。
【片平知里 記者】
「JR広島駅です。通勤通学の時間帯とあって、運行状況に混乱する人の姿も見られます」
【利用客は】
「結構大変ですね。山陽線が使えなくて、みんなちょっと困ってる状況ですね」
「横川に行こうと思ったんすけど、広島駅で止まったんで、市電で行こうかなと思っています」
JRでは山陽線の横川駅と岩国駅の間で午前11時時点で運転を見合わせていて、午前中に再開の見込みです。
このほか、呉線で遅れや運転取りやめの列車が一部出ているほか、芸備線も一部区間で運転を見合わせています。
また空の便では広島空港と羽田空港を結ぶ一部の便で欠航が出ています。
県によりますと庄原市総領町では国道432号線が土砂の流入によって通行止めとなり14世帯30人が孤立状態となりましたが、現在は解消されています。
12日のうちはまだまだ不安定な天気が続く見込みです。地盤が緩んでいるため今後の雨の降り方には十分注意してください。
<※12日 午前11時 時点の情報>