セルフケアの大切さを学ぶ、企業による中高生への特別出張授業が行われました。
11日、東京都内の学校で開催された特別授業。
登壇した学生が発表した、正しいセルフケアの大切さを伝える動画です。
特別授業は、2025年6月から第一三共ヘルスケアが開催している「セルフケアアカデミー」プロジェクトの一環です。
テーマは「スキンケア」や「食生活」、そして「市販薬」についてです。
今、若年層を中心に市販薬の過剰摂取が深刻化。
社会問題になっていることを受け、企業が学校に出張して「セルフケア」を一緒に考えます。
厚生労働省の調査でも、10代で薬物依存症の治療を受けた患者が市販薬を使用していたケースはこの8年で急増していて、2022年には65.2%と半数以上に及んでいます。
こうした背景を受け開催された特別授業では、中高生18人の学生が参加し、約3カ月で正しい知識を学び啓発する動画作りに取り組んできました。
参加した生徒:
(こういうプロジェクトは)難しいものばかりと思ったけど、案外楽しくできるのもあると知れた。どうやって自分たちらしく伝えるかが一番難しかった。
生徒が自ら正しい知識を探求し、学び、発信する。
第一三共ヘルスケアは今回の動画作りを通じ、セルフケアの正しい知識を自分ごとに捉えてもらうことで、同世代同士の啓発につなげていきたいとしています。
第一三共ヘルスケア サステナビリティ推進マネジャー・岩城純也さん:
(薬を扱うメーカーとして)正しい薬の使い方をセルフケアの啓発の活動を通して広げていきたいし、同じ年代の方が作った動画を見てもらって、このヘルスリテラシーについて正しいこと・誤ったことは何なのかを感じ学んでほしい。