ベラルーシ大統領府は11日、アメリカのトランプ大統領の要請で、スパイ罪などで収監していた外国人14人を含む52人を釈放したと発表しました。

ベラルーシのルカシェンコ大統領は11日、首都ミンスクで現地を訪問したアメリカの特使と会談し、トランプ大統領が要請した収監者の釈放について協議しました。

その後、ベラルーシ側は拘束していた政治犯52人を釈放し、52人は隣国リトアニアに移送されました。

このうち14人はリトアニアやイギリス、フランスなどの外国籍で、日本人は含まれていないとしています。

リトアニアのナウセーダ大統領はSNSで「52人が国境を無事に越えた。政治犯の釈放に向けたトランプ大統領の努力に感謝する」と投稿しました。

また、ベラルーシ大統領府によりますと、アメリカの特使が会談の中で、トランプ大統領がベラルーシ国営の航空会社「ベラヴィア」に対する制裁解除を指示したと明らかにしたということです。

ベラヴィア航空は2023年8月からアメリカの制裁下にあり、部品の調達や整備に遅れが出ています。

フジテレビ
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国際取材部
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