地方創生の実現に向けて先進的な取り組みを視察するため、伊東良孝 地方創生担当大臣が高知を訪れました。
伊東地方創生担当大臣は朝から日高村や香南市などの企業やNPO法人を視察し、午後から高知大学物部キャンパスでIoPを活用した施設園芸研究について説明を受けました。
高知県が産学官連携で進めている「IoPプロジェクト」は、農業のデジタル化によって効率良く作物の収量をアップし品質の向上を目指す取り組みです。
伊東担当大臣は、高知大学IoP共創センターの北野雅治センター長からハウス内の気温や二酸化炭素濃度などのデータを見ながら最適な栽培環境に制御する仕組みを生産者が活用していることなど説明を受けていました。
その後知事と会談が行われ、浜田知事が「少子高齢化や南海トラフ地震など課題先進県ではあるが、自然や食など高知県の強みを生かして生き残っていきたい」と説明。
視察を終えた伊東担当大臣はー
伊東良孝 地方創生担当相:
「園芸作物の先進的な取り組み、まさにスマート農業のさらに先を行くこれからの日本の農業のあり方を示唆するような研究や取り組みをされている。各分野全く別々でありますけれども大変な取り組みだなと。石破総理が初代の地方創生大臣であった時から日本全国の各地域の活性化や、その地域の主たる産業の振興に相当力を入れてこられました。これまでの方針を大臣が代わったからコロッと手の平を返すという話ではない。自治体と連携をしながらこれまで通り進めていくというのを基本としております」