10日に突風による被害が発生した新潟県上越市では、一夜明け市が被害状況の確認にあたっています。
大気の状態が非常に不安定となり各地で10日夕方から激しい雷雨となり、強い風が吹いた県内。
突風により倒木や建物の屋根が飛ばされるなどの被害が出た上越市では、11日朝、ブーシートなどを使い、応急処置に追われる住民の姿が見られました。
【板倉正一さん】
「真っ白になっていて視界がなかった。周りが何も見えなくなった。あんな音は初めて聞いて死ぬかと思った」
市によりますとこれまでに17棟の建物被害が確認されていて、11日朝は上越市の中川市長や職員などが被害状況を確認したほか、このあと気象庁も機動調査班を派遣し現地調査を行います。
【上越市 中川幹太市長】
「できるだけ生活に支障がないように早急に復旧をしていきたいと思っている」
県内は大気の非常に不安定な状態が続き、12日朝までの24時間に降る雨の量は、上・中越で最大60ミリなどと予想されています。
引き続き土砂災害や低い土地の浸水などに注意が必要です。