全国に誇りたい新潟のグルメ。今回は弥彦村の老舗旅館が始めた地域の食の魅力を再発見できる新たなカフェを紹介します。
弥彦村にある『四季の宿みのや』。
【四季の宿みのや 白崎純也 社長】
「(創業は)江戸時代にあたる1701年。創業324年を迎えることができた」
弥彦山を臨める露天風呂が自慢で、弥彦村では最も古い老舗旅館です。
【四季の宿みのや 白崎純也 社長】
「当時から(彌彦神社への)大勢の参拝客がいたと思う。そういう方々に宿泊施設を提供するということで、みのやが始まった」
かつて、北国街道の宿場町として栄えた弥彦。長い歴史の中で旅人の疲れを癒やしてきました。
【長谷川珠子アナウンサー】
「老舗旅館に新しい風を吹かせようと、ロビーの一角にカフェができました」
今年4月にオープンした『弥彦MONZENカフェ』。
大正浪漫を感じる店内で提供されているのが、ふわふわのメレンゲが乗った〈カルボナーラ 1480円〉です。
【MONZENカフェ 佐藤仁美 店長】
「旬の食材、地元の食材を使うように心がけている。新潟ってこういう食材があったんだね。こういう食べ方もおいしいねと感じてもらえるとうれしい」
こうした思いから、平たいフェットチーネの生麺には弥彦産の小麦粉『ゆきちから』を使用。
【MONZENカフェ 佐藤仁美 店長】
「かなり弾力の出る小麦を使っている。しっかりゆでても、もちもちとした食感が続く」
さらに、カルボナーラには欠かせない卵は…
【MONZENカフェ 佐藤仁美 店長】
「燕ファームさんの卵で活性卵。かなり鮮度が高く、黄身と白身もしっかりしていて、つまめる」
栄養価の高い卵を1皿につき2.5個使っているといいます。
卵を贅沢に使ったソースにパスタを合わせ、最後に泡立てたメレンゲをトッピングすれば見た目のインパクトも抜群です。
【長谷川珠子アナウンサー】
「卵の味が濃いです。非常に濃厚でトロッとしているので、もちもちの麺によく絡みます」
【MONZENカフェ 佐藤仁美 店長】
「地域に根差した旅館なので、それに伴うように、世代を選ばずに、この弥彦という場所を喜んで、楽しんでもらえる手助けになれば」
300年という長い歴史を継承しながら、これからも地域に根ざした食で進化を続けていきます。