地酒の販売を手がける新潟県上越市の増井酒店が新潟地裁高田支部より破産開始の決定を受けたことが分かった。
民間の信用調査会社・東京商工リサーチ新潟支店によると、1990年12月に設立された増井酒店は、直江津地区最大級のショッピングセンター内の1階にも店舗を構えて、新潟県の酒類などを豊富に取り扱っていた。
しかし、近年では新型コロナウイルスや能登半島地震の影響による消費行動が変化して、厳しい業績を強いられてきた。新型コロナ融資を受けて、資金繰りをつないできたが、ついに限界に達して、今回の事態となった。
負債総額は約4600万円に上っている。