東日本大震災からの復興に尽力した、南三陸町の佐藤仁町長が、10月行われる町長選挙に立候補せず、引退することが分かりました。
南三陸町の佐藤仁町長(73歳)は、2005年の南三陸町長選で当選し、現在5期目です。
東日本大震災からの復興に尽力し、発生当時、自身も津波に飲まれた旧防災対策庁舎について、去年、保存の道筋をつけたことなどから、引退を決めたものとみられています。
仙台放送の取材に対し、佐藤町長は「復興についてやるべきことはやった」と答えています。
佐藤町長は、11日午後の町議会で、正式に意向を表明するとみられています。