9月10日まで4日間、岩手県盛岡市に滞在してきた東京大学の学生たちが、市に対し「誰でも気兼ねなく旅行できるまち」にするための提言を行いました。

10日は、盛岡市が企画した体験プログラムに参加してきた東京大学の学生5人が、市や市内の事業者などに向けて提言を行いました。

5人は高齢者や障害者を含め、誰もが気兼ねなく旅行できるまちにしていくためのアイデアを語りました。

東京大学3年 門脇陸さん
「これ持って街歩きしますか?見てもらえれば分かるんですけれど、たくさん細かい情報がありすぎて、どこに行けばいいか分からない」

3年生の門脇陸さんは、観光マップのサイズが大きいと車いすの利用者にとって使いにくいとして、持ち歩きしやすいサイズのパンフレット作成を提案しました。

東京大学1年 小澤虎之助さん
「地区ごとの魅力が違って良いという裏返しで、(まち)全体としてのイメージがつかみにくい」

1年生の小澤虎之助さんは、盛岡観光のポイントをわかりやすくするため「自転車でのまち巡り」などといったテーマごとのマップの作成を提案しました。

また4年生の向井大樹さんは、車いすの利用者が使いやすい「ユニバーサルデザインタクシー」などの導入を提案しました。

東京大学4年 向井大樹さん
「『インクルーシブなまちづくり』を進めたら、色々な属性の方が楽しめるまちになると思う」

市では「学生からの提言をまちづくりに生かしたい」としています。

岩手めんこいテレビ
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