岩手県陸前高田市の小学校では、子どもたちがカメラを片手に地元のまちを歩いて、魅力を発見する特別授業が、9月10日に行われました。
児童はそれぞれ、印象に残った景色を写真に収めました。

この特別授業は、自分たちの住む地域に関心を持ってもらおうと県が2010年から実施しているもので、10日は陸前高田市立米崎小学校の3年生22人が参加しました。

講師を務めるNPO法人のメンバーの助言を受けながら、児童たちは気になる場所を見つけては立ち止まり、カメラのシャッターを切っていました。

季節の農産物や古い石碑、祠などを目にすると、そのたびに歓声をあげていました。

米崎小の児童からは「おコメがおいしそう」「早く食べたい」「楽しくて、色々な発見があった。”トトロ”とかいて楽しかった」などの声が聞かれました。

いわてNPO-NETサポート 菊池広人事務局長
「一人一人が自分の中のこだわりがあると思う、地域に対して。それを見える化して、共有することが目的」

児童たちは教室に戻ると、カメラに収めた風景を互いに見せ合って意見を交わしていました。

9月16日の授業では、その写真をまとめる作業を行うということです。

(岩手めんこいテレビ)

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