松江市の島根原子力発電所で、運転中の原子炉の冷却機能が使えなくなるという重大事故を想定した訓練が行われました。

訓練には発電所の職員など約30人が参加。2号機の運転中に何らかの原因で原子炉の冷却機能が失われたという想定で行われました。

9月10日は、一部が報道関係者に公開され、原子力規制庁の職員の立ち会いのもと、ポンプ車を使って貯水槽から冷却用の水を送る手順などを、想定時間内に適切に対応できるか確認しました。訓練は、12日まで続きます。

中国電力島根県原子力本部広報部・吉川正克部長:
様々なシチュエーションで様々な目的を持った訓練を、これからも愚直に取り組んでまいることで重大事項にも対応できるような力量を維持管理していきたい。

中国電力は保安規定に基づき、12月上旬にも大規模自然災害やテロによって原発の施設が損壊した想定で訓練を行う予定です。

TSKさんいん中央テレビ
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