島根県安来市の飲食店で発生した集団食中毒で、新たに患者29人が確認され、これでこの店を原因とする食中毒患者は36人となりました。
また患者の便から腸管出血性大腸菌「O157」が検出され、保健所はこの菌が食中毒の原因としました。
【画像:Googleストリートビュー】

食中毒が発生したのは、安来市にある飲食店「グルメ&コーヒー舶来屋」です。
島根県によると、この飲食店を利用した客のうち当初7人が、腹痛や下痢、血便などの症状を訴えたことから、保健所がこの店を利用した客の調査を続けていました。
その結果、新たに患者29人が確認されました。

患者の内訳は、松江市や安来市など住む9歳から70歳以上までで、岡山県在住者も2人含まれています。
現在、8人が入院しています。

食中毒を訴えた当初の7人の患者は、いずれも共通してハンバーグを食べていたということで、患者の便から腸管出血性大腸菌「O157」が検出されたことから、保健所は、この飲食店で8月29日から9月5日かけて提供した食事が原因で、「O157」によるる食中毒と判断しています。

「舶来屋」は8日から5日間の営業停止処分を受けています。

なお8月29日から9月5日までの期間に店を利用したのは、約1060人に及ぶとしていて、県は体調不良を感じた場合は速やかに医療機関を受診すること、または保健所などに連絡してほしいとしています。

TSKさんいん中央テレビ
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