北海道・釧路湿原周辺でのメガソーラー建設を巡り、約4カ月遅れとなった事業者の書類提出日の偽装を釧路市が黙認していたことが分かりました。

 大阪市の「日本エコロジー」が釧路市で進めるメガソーラー建設工事。

 森林法が伐採完了後30日以内の状況報告を定めている中、会社側は期限の4月30日から約4カ月遅れの8月25日に報告しました。

 さらに、書類に書かれた報告日は4月30日で、うその日付でした。

 会社側の書類提出時、市の担当者は「整合性が合うような形で」と虚偽の報告を誘導するかのように伝えていて、市は偽装を黙認していました。

 釧路市の木村隼人市議は「釧路市の重大な過失で、非常に不誠実。悪しき前例になりかねない」と話しています。

北海道文化放送
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