国際司法裁判所の判事を長年務めた東北大学の特別栄誉教授小田滋さんが亡くなりました。100歳でした。

小田滋さんは1924年、札幌市に生まれ、1959年から東北大学法学部で教授を務めました。

在職中には「北海大陸棚事件」で西ドイツ政府の弁護人を務め、国際法廷でオランダとデンマークに勝訴。国際法の分野で世界的な実績を残しました。

その後、日本人で初めて国際司法裁判所の判事に選ばれ、史上最長となる3期・27年にわたって在任。文化勲章など数々の栄誉を受け、仙台市の名誉市民にも選ばれました。

9月4日、都内の自宅で老衰のため亡くなり、葬儀はすでに執り行われたということです。

仙台放送
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