石巻市の海岸に大量のカキ殻が漂着していた問題で、9月9日、撤去作業が終了し、あわせて10トンが回収されました。

大量のカキ殻が打ち上げられたのは石巻市の長浜海岸です。

今シーズン海開きが予定されていた近くの渡波海水浴場は、開設が見送られる事態となりました。

さらに7月、カムチャツカ半島沖で起きた地震に伴う津波の影響で漂着量はさらに増加。

海岸を管理する県は、市民からの声や状況をふまえ9月1日から市民ボランティアや石巻市、漁協などと協力して清掃活動を進めてきました。

作業は9日終了し、回収されたカキ殻は約10トンに上るということです。

県は今後、およそ1カ月間モニタリングし、漂着の推移を見守るとしています。

一方、撤去が完了した直後、海岸に新たなカキ殻の漂着が確認され、県は発生源の特定についても調査を進めることにしています。

仙台放送
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