前線や湿った空気の影響で県内は大気の状態が非常に不安定になっています。

県内には線状降水帯による猛烈な雨が降っていて土砂災害などに厳重な警戒が必要です。

対馬海峡付近の前線が11日にかけて九州北部地方をゆっくりと南下しています。

前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込んでいる影響で県内は大気の状態が非常に不安定になっています。

県内には今朝早く天草・芦北地方に線状降水帯が発生し命に危険が及ぶ災害発生の危険度が急激に高まっています。

天草郡苓北町付近では午前5時半レーダーによる解析で1時間に約110ミリの猛烈な雨を観測したとして気象台は「記録的短時間大雨情報」を発表しました。

県内では上天草市松島で9月の観測史上1位となる1時間に77.5ミリの非常に激しい雨を観測したほか天草市本渡と宇城市三角でも非常に激しい雨を観測しました。

この大雨などで交通機関へも影響が出ています。

まずは空の便、全日空の熊本と大阪・伊丹をつなぐ1往復が欠航。

フジドリームエアラインズも名古屋・小牧からの便が到着地を変更したため、熊本から出発する便が欠航となりました。

鉄道はJR九州の三角線の宇土・三角間の上下線で現在も運転見合わせ。

また、鹿児島本線と豊肥線では、一部区間で運転を見合わせましたが、現在は再開しています。

九州自動車道でも、松橋インターチェンジと八代インターチェンジ間の上下線で通行止めとなっています。

県内は、10日夕方にかけて多いところで1時間に70ミリの非常に激しい雨が降り11日午前6時までの24時間に180ミリの雨が降ると予想されていて線状降水帯が発生した場合は局地的に雨量がさらに増える恐れがあります。

現在、上天草市や天草市東部などご覧の地域に土砂災害警戒情報が出されています。

土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に厳重に警戒してください。

【午前10時現在】

テレビ熊本
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