今年6月、熊本市北区でネコの保護活動を行っている女性の自宅で150匹以上のネコの死骸が見つかった事件についての議論です。10日動物愛護に関する協議会が熊本市で開かれ、委員から再発防止に向けた意見が出されました。

10日、開かれた熊本県動物愛護推進協議会。議題に上がったのは今年6月に発覚したネコの大量死事件です。

この事件は、動物愛護団体に所属し、熊本市北区でネコの保護活動を行っていた女性の自宅からネコ157匹の死骸が見つかり、生きたネコ12匹が保護されたものです。

協議会には、学識経験者や動物愛護団体の関係者などの委員と事務局計約20人が出席。熊本県の動物愛護センターから、事件発覚後、熊本県の登録譲受対象者12の団体や個人を調査し、問題がなかったことや熊本県や熊本市、県警の連携体制を強化していることが報告されました。

これを受け、委員からは次のような意見が出されました。

【はちボラ 高野 有美子代表】
「もっとボランティアを厳しくしてください。譲渡・譲受は県としっかりと信頼関係を結ばないといけない。もっと厳しい対応をしてもらっていい。知事からの嘱託状を出すボランティアはもっと厳しい目で見ていただいて構いません」

事件をめぐっては、熊本市が女性を動物愛護法違反の疑いで警察に告発していて、
現在も捜査が続いています。

テレビ熊本
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