続いてはこちらをご覧ください。今年度の熊本県立高校50校のうち40校が
『定員割れ』となっています。少子化が進む中、県立高校はどうあるべきか議論してきた検討会は10日、県の越猪教育長に提言書を提出しました。
『県立高校あり方検討会』は少子化が進む中、約10年先を見据え、県立高校の学校規模や魅力化について検討するため去年7月に設置。25市町村で地域意見交換会も行いました。
10日は松下琢会長が越猪浩樹県教育長にこれまでの議論をまとめた提言書を提出。
提言書では、募集定員の見直しについて2027年度から熊本市内の高校も含め全校で計画的に学級を減らし、2034年度までには現在の約2割に当たる62学級を減らすことなどを示しました。
また、学校の魅力づくりのため自治体や地元企業との連携を推進することも提言しました。
【松下 琢会長(崇城大学教授)】
「高校は地域にとっては活力の源。地域創生の要。(学校存続を)目標にして地域で努力してほしい」
県教委は、来年春に始まる予定の高校授業無償化の制度設計など国の動きを踏まえて
基本方針や実施計画を策定するとしています。