7月に開かれた国産ワインの品評会「日本ワインコンクール」で、島根県内の2つのワイナリーが金賞を受賞しました。
このコンクールで2社が同時に金賞を受けるのは、初めてだということです。
2025年の「日本ワインコンクール」で金賞に輝いたのは、出雲市の「島根ワイナリー」と雲南市の「奥出雲葡萄園」が出品したワインです。
関係者が県庁を訪れ、丸山知事に受賞を報告しました。
日本ワインコンクールは、国産ワインの品質と認知度の向上を目的に始まり、2025年が21回目。
今回は31の道府県、153のワイナリーから860点が出品されました。
このうち、島根ワイナリーの赤ワイン「縁結 マスカット・ベーリーA 2023」は益田市や出雲市で収穫されたブドウを使用、この年は生育期間中に寒暖差の大きい日が多く、ブドウが良質だったことからきれいな赤色のワインに仕上がり、高く評価されたということです。
島根ワイナリー・上野祐司代表取締役社長:
赤ワインが金賞をいただくことができまして、社員ともども非常に喜んでいるところです。
また、奥出雲葡萄園の白ワイン「シャルドネ 2023」は、雨の多い年に育ったブドウで品質を安定させるのが難しかったということですが、手作業で品質の良い粒を選別するなど例年以上に手をかけて仕上げ、高い評価を得ました。
奥出雲葡萄園・安部紀夫代表取締役社長:
常に中心にあるワインでしたので、今回そのシャルドネで受賞できたということは、生産者の方と一緒に喜びを分かち合えるとして非常に嬉しく思っています。
このコンクールで島根県のワイナリー2社が同時に金賞を受けるのは初めての快挙だということで、2つのワイナリーは今後、協力しながら“ワインどころ”としても島根県を有名にしていきたいと意気込んでいました。