北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)総書記が、新型のICBM(大陸間弾道ミサイル)に搭載予定のエンジンの最終実験を視察したと北朝鮮メディアが報じました。

北朝鮮の労働新聞などは、ミサイル総局が8日、新型の大陸間弾道ミサイル「火星20型」に搭載予定の固体燃料式エンジンの最終実験を行い、金総書記が視察したと伝えました。

金総書記は「核戦略武力を拡大強化する上で重要な変化を予告するものになる」と述べ、今後「火星20型」の開発を本格的に進めるものとみられます。

北朝鮮が中国やロシアとの結びつきを強める中、アメリカ本土を直接攻撃できるICBMの能力を誇示し、アメリカに圧力をかける狙いもあるとみられます。

また労働新聞は、北朝鮮が9日に創建77年を迎えるのに合わせ、中国の習近平国家主席が祝電を送り、「往来と協力を緊密にしていく」と連携を強化する考えを示したと伝えています。

追記:
韓国統一省はブリーフィングで、エンジンについて「火星19型のものと推定される」との分析を発表しました。

フジテレビ
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国際取材部
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