石破総理の辞任表明。

去年の総裁選、決選投票で石破氏に投票した自民党の上田英俊衆院議員はこう語りました。

*上田英俊衆院議員
「やはり決断が遅かったという一言に尽きる早急に物価高対策をすべきだった。この1年間”石破カラー”を出せなかったのではないか。物価上昇対策として給付金の話が出たがそうじゃないよねと消えたものが参議院選挙の直前に平場での議論なくでてきたことで非常に石破さんらしさがなかったのかなと、投票したものとしてとても残念に思う。」

石破政権で官房副長官を務める橘慶一郎衆院議員は「支える立場として力不足を反省している」と述べました。

また、自民党の野上浩太郎参院議員は「党の分断を招くことなく挙党一致の体制を築くため重い決断をされた。この難局を乗り越えるため、リーダーシップが発揮できる総裁を選出していかなければならない」と述べ、田畑裕明衆院議員は「政治は結果責任であり政治空白を生じさせていたとの指摘は正面から受け止めなければならない。」と述べました。

一方、野党側は追及姿勢を強めています。

立憲民主党の山登志浩衆院議員は石破総理の辞任について、「政治空白を長引かせることになり、罪深いと言わざるを得ない。参院選の後にやめるべきだった。」国民民主党の庭田幸恵参院議員は「判断が遅かった。自民党は党内の権力闘争ばかりで、国民の方を向いていない。」

日本維新の会の柴田巧参院議員は「自民党内の抗争が長引き、国会が開かれないのは国益を損ねているといっても過言ではない。新たな総裁は野党の意見に耳を傾け政策を見直せる人か注視していきたい」としています。

また、共産党県委員会上田俊彦県委員長は「総理の顔が変わっても自民党政治の行き詰まりは変わらない、降ろすべきは自民党自身である」と述べました。

富山テレビ
富山テレビ

富山の最新ニュース、身近な話題、災害や事故の速報などを発信します。