七面鳥が食べられるなどクマの出没が相次いでいた宮城県加美町の住宅で、クマ1頭が設置されたわなで捕獲されたことが分かりました。
加美町宮崎の住宅では、9月、玄関にクマが入ってくる様子が3回、防犯カメラに捉えられ、飼っていた七面鳥など13羽が食べられる被害が出ていました。
こうした事態を受け、町と猟友会はドラム式の箱わなを設置しましたが、住民によりますと、7日午前7時過ぎ、猟友会がわなにかかったクマ1頭を見つけたということです。
住人によりますと、捕獲されたクマの後頭部にはGPSが付いた白いテープが貼り付いていたことから、これまで目撃されたクマと同じ個体とみられています。
この家に住む人は、仙台放送の取材に対し「一安心です」とコメントしています。
一方、捕獲後も、この住宅から3キロほど離れた場所でも、新たにクマが目撃されていて町が注意を呼びかけています。