米軍の新たな地対艦ミサイルシステムNMESIS(ネメシス)が、今年7月に本島に運びこまれ、訓練が行われていたことが分かりました。

NMESISは、遠隔操作が可能な無人の車両に、地対艦ミサイルを搭載する最新のミサイルシステムで、機動性が高く、射程は180キロを超えます。

米軍は2025年7月10日にNMESISを那覇軍港に陸揚し、7月25日に金武町のキャンプハンセン内で訓練を行ったことを明らかにしました。

日本国内での訓練は初めてで、米軍は「潜在的な脅威への対処能力を強化し、地域の安全保障へ寄与するものである」とコメントしています。

また米軍はNMESISと合わせて、ドローンなどに対処する短距離地対空システムMADIS(マディス)も陸揚げしています。

9月11日からは日米の共同訓練「レゾリュート・ドラゴン」が沖縄県内で実施される予定で、米海兵隊はNMESISとMADISを使用するものとみられます。

沖縄防衛局は4日、訓練が行われる石垣市を訪ね、使用する兵器や資機材、訓練期間について説明しました。

沖縄防衛局は明日、県や与那国町にも説明に訪れる予定です。

沖縄テレビ
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