嘉手納町議会は4日、常態化する嘉手納基地での米軍によるパラシュート降下訓練に対する抗議決議と意見書を、全会一致で可決しました。
パラシュート降下訓練は原則、伊江島補助飛行場で行うと日米で合意されていますが、米軍は伊江島補助飛行場の滑走路の整備状況を理由に、2023年12月から嘉手納基地内での訓練を強行していて、2025年に入ってからもすでに4回行われるなど、常態化しています。
基地対策特別委員会 福地義広委員長:
今回は夜間降下を目的としており、また一個のパラシュートで複数人を降下させるなど、回を重ねる毎に訓練がより危険なものへと変化してきている
抗議決議と意見書では、嘉手納基地での降下訓練の全面禁止や、訓練の根拠となっている例外措置の撤廃などを求めていて、全会一致で可決されました。