深海と宇宙という未知の世界を探究する沖縄美ら海水族館とJAXAが、最先端の技術や研究などについて講演しました。
これは沖縄美ら海水族館のジンベエザメ「ジンタ」の飼育30周年を記念して開かれたもので、佐藤圭一館長とJAXAの研究開発員吉澤枝里さんが登壇しました。
吉澤さんは今年6月に打ち上げた衛星ロケットについて説明したほか、衛星による海面水温の観測から北極海の海氷や沖縄近海を流れる黒潮の最新の動向を紹介しました。
佐藤館長はジンベエザメがどこで赤ちゃんを産んでいるのか、宇宙から集めたデータでわかる日が来るかもしれないと期待を寄せました。
佐藤圭一館長:
(宇宙と)海という一見関係ないようにも思うんですけれども、私たち一緒に研究するという時代がもう来ているのかなと感じがしました
那覇国際高校の生徒:
地球を見ている衛星が思ったよりいっぱいあって、環境問題の解決の糸口になるような研究もされていることに驚きがあったり、すごく興味を持ちました
訪れた人たちは、深海と宇宙という未知の世界に挑む2つの研究機関への関心を高めていました。