富山県内の最低賃金を審議する最低賃金審議会が開かれ、労働団体から出されていた
さらなる引き上げを求める異議は採用されず、県内の最低賃金を1062円とすることが決まりました。

最低賃金審議会は先月、現在の時給998円から64円引き上げて1062円と答申しましたが労働団体からはこの額では最低限の生活を維持できないなどとしてさらなる引き上げを求める異議が提出されていました。

今日の審議会で使用者側は「さらなるアップは中小企業の雇用に影響が出る」また、公益側からは「公労使の3者が慎重に議論した結果であり、さらに議論しても翻す理由を見いだせない」などと意見が出され再審議の必要はないと判断され、金額は答申通りとされました。この最低賃金は来月12日から適用される見通しです。

富山テレビ
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