自民党氷見市支部は党費を肩代わりし、党員を水増しして登録していた問題で、当時の幹部5人に対し、党員資格停止などの処分を行う方針を示しました。

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この問題は、富山県の自民党氷見市支部が2017年からおととしまでに党員が納める党費少なくとも221万円あまりを肩代わりし、党員を水増しして登録していたものです。

17日夜、冒頭を除いて非公開で開かれた常任総務会では、問題について調べてきた党紀委員会が当時の幹部5人に対する処分を報告しました。

それによりますと、不適切な処理の管理責任を問い、薮田栄治元県議が役職停止6か月。積良岳市議、上坊寺勇人市議、小清水勝則元市議が役職停止3か月。それに、個人情報流出の責任も問われた萩山峰人市議が最も重い党員資格停止1年となっています。

また、支部長の嶋田茂市議は支部長を辞任する意向を示し、会合のあと、次のように述べました。

*自民党氷見市支部支部長 嶋田茂市議
「これ(処分)をやったから信頼回復になるわけではなく、一つのけじめです」

この問題をめぐっては、当時の会計事務責任者が体調不良のため確認できないとして、水増し党員、何人分の党費が肩代わりされていたかなど詳細は明らかになっていません。

富山テレビ
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