自民党は2日、参院選の総括を報告する両院議員総会を党本部で開いた。総会の冒頭、石破首相は、参院選の結果について、「国民の期待に応えることができなかったこと、同志を多く失ったことは、ひとえに私の責任だ。心から深く深くお詫する。大変申し訳なかった」と陳謝した。
さらに石破首相は、「次の時代のために、国家・国民のために、自民党こそが本当に国民のことを考える、私利私欲なく考える政党である姿を示さなければならない」と述べた。
そして、「地位に恋々とするものでは全くない。しがみつくつもりは全くない。いかなる批判も受けなければならない」とした上で、「我が党は、国家・国民のために誠心誠意全力で立ち向かっていく。その姿を国民に示したい。自民党として道筋を示す。それが、私の責任であり、皆様と共にそれを果たす」と述べた。
その上で石破首相は、「責任から逃れることなく、しかるべき時に、きちんとした決断をすることが、私が果たすべき責務である」と強調した。