秋田県横手市で自動車のシートカバーの製造を手がける企業が、製造過程で出た廃棄材料で新たな商品となるバッグを開発しました。新たなブランドを立ち上げ、市内の観光施設に販売店をオープンしました。
横手市大森町のヌイテックコーポレーション。自動車のシートカバーの製造を手がけています。
シートカバー製造の過程で生地を裁断しますが、製品に使わない余分な部分は1日に約1トンにも上ります。これらは産業廃棄物となるため活用方法が課題となっていました。
ヌイテックでは固形燃料としての活用などを検討しましたがコストの面で断念。試行錯誤の末にたどり着いたのが、生地を生かしたバッグです。
ヌイテック秋田製造部・佐藤みゆきマネージャーは「全て端材でできているが、きれいに仕上がっているのは私たちの技術が生きているため」と話し、商品開発に手応えを感じています。
バッグに使われるのは本革。見た目の高級感はもちろん、本来自動車のシートに使われる生地のため耐久性が高いのが特徴です。
デザインは若手社員が考えました。
佐藤マネージャーは「使いやすさと個々で持ってみて、従業員の案も取り入れてバックができた」と話していました。
さまざまなシーンで使えるようサイズは3種類。職人が約4時間かけて丁寧に作り上げたバッグは細かい部分まで技術が光ります。
バッグのブランド名は「N・generate」。
ヌイテックの「N」と、従業員が持つ技術で新たな価値を生み出すという思いが込められています。
8月に市内の観光施設、秋田ふるさと村にバッグの直営店をオープンさせました。
佐藤マネージャーは「バックを作る横手のヌイテックが全国に広がっていけるように、認知度と知名度を上げていきたい」と意気込みます。
横手市を舞台にしたヌイテックの新たな挑戦は始まったばかりです。