九州では白石町でのみ繁殖している国の特別天然記念物、コウノトリが今年は2羽育ち、28日までに2羽とも巣立ちました。

【吉冨綾花リポート】
「6月にかえったヒナが、きょう巣立ちを迎えました。きょうの午前中は3時間ほど外を冒険していたようですが、今は巣に戻ってゆっくりとしています」

太くて長い口ばしに翼を広げると体長2メートルにもなる大きな体を持つ、コウノトリ。国の特別天然記念物に指定され、九州では白石町でのみ繁殖しています。

ことしは6月に3羽が孵化し、カラスなどの天敵から守ろうと地元の「日本野鳥の会」と「しろいしコウノトリの会」のメンバーが毎日欠かさず成長を見守りました。
孵化した3羽のうち2羽が無事成長、26日1羽が巣立ち、28日2羽目も巣立ちを迎えました。

親鳥と変わらない大きさにまで成長した幼いコウノトリは巣から出て周辺を散策したり、親鳥が取ってきた餌をつまんで食べたりしていました。
今後は1か月ほどかけて餌の取り方などを学び、一羽で生きていく術を身につけていくということです。

サガテレビ
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