沖縄県平和祈念資料館の展示のリニューアルに向けて検討を進めている監修委員会が27日に開かれ、基本計画の最終案を了承しました。

2000年に開館した現在の県平和祈念資料館は、沖縄戦に関する新たな調査や研究に基づく説明文の見直しや多言語対応、それに戦後80年を経たなかで発信力の強化を図るため、展示をリニューアルします。

有識者でつくる監修委員会は、27日の会合で展示に関する基本計画の最終案を了承しました。

このなかでは、5つある展示室で取り上げる内容について、沖縄戦に至るまでの経緯を辿りながら、残された証言を通して来館者が戦争体験者の思いと向き合えるよう工夫することなどが盛り込まれています。

沖縄県は今後、基本設計の検討に入る予定で、県外の資料館の視察なども行うとしています。

沖縄テレビ
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