福岡市内の公立の小・中学校で、28日から給食費の無償化がスタートしました。
無償化初日の気になる献立は?
福岡市東区の小学校。
夏休み明け、最初の給食の時間です。
子供たちにとっては待ちに待った給食ですが、新学期からある変化がー
◆記者リポート
「きょうから福岡市では学校給食が無償化されます」
福岡市の公立の小・中学校では、28日から給食費の無償化がスタート。
気になる初日の献立は、豆乳カレーに野菜炒め、麦ごはん、そしてデザートには能古島の甘夏ゼリーと、合わせて654キロカロリーです。
これまで、福岡市では小学校で月4200円、中学校で月5000円の給食費がかかっていましたが、無償化により年間で5万円程度の負担軽減に。
物価高に悩む保護者からは歓迎の声が上がっています。
◆保護者
「(お金を)習い事や子供の経験に使いたいと思っているのでありがたい」
教室では、余ったデザートの争奪戦も…
Q.じゃんけん勝っていたね?
◆児童
「うん」
Q.おいしかった?
「サラダとゼリーもおいしかった」
◆児童
「どんな給食かなって楽しみでした。デザートの甘夏ゼリーがおいしかったです」
福岡市の給食を巡っては、今年4月に提供された唐揚げ1個のおかずが、SNSなどで「少なすぎる」と炎上。
これを受け、市は7月、子供たちに喜ばれる給食の実現に向け、料理研究家や老舗割烹料理店の社長らをメンバーに加えたプロジェクトを立ち上げています。
◆福岡市教育委員会 給食運営課 野原健 課長
「無償化後も給食の質はしっかり維持していくし、向上に取り組んでいきたい」
市では、コメなどの食材費の高騰を受け、学校給食費の今期予算を5億円近く増額することを見込んでいます。