あわら市を代表する観光地のあわら温泉で、市と民間によるまち歩きの拠点づくりがスタートしました。
あわら市は、温泉街の中心にある「湯のまち広場」に面する多くの人が行きかう場所に、まち歩きの拠点「湯~わくStand」を設けます。9月6日のオープンに向け、現在は工事が進められています。広さは60平方メートルあり、観光案内所や日替わりで地元の飲食店が入る予定です。
あわら市観光振興課・久保麻莉さん:
「旅館は満足度も高くお客さんも来ている状況だが、まちの中に魅力が乏しいという課題がある。芦原温泉の湯のまち広場には足湯があるのでお客さんは来てくれるが、そこからまちなかに出て行ってほしい」
この事業は市が2年前に策定した観光ビジョンの一環で、課題のまち歩きの魅力アップに向けた試みです。
スタンドでは浴衣や和傘の貸し出しも行い、温泉街を歩いて楽しむ仕掛けづくりを進めます。
北陸新幹線県内開業から一年半。その効果は持続しているのでしょうか―
久保麻莉さん:
「少しづつ落ち着きを取り戻している。今のまま何もせずにいるのか、10年後20年後を見据え、まちなかの魅力を作って課題を解決していきたい」
人口減少が進む中、市は常に新しいことに挑戦し多くの観光客や市民でにぎわうまちにしたいとしています。
「湯~わくStand」は9月6日から11月9日まで試験的に営業します。