看護師と医療機器を乗せ、遠隔地から医師がオンラインでも診療できる車両「医療МaaS」の見学会が28日、小浜市で行われました。
見学会には、県内の医療や自治体の関係者ら35人が参加しました。
京都府宮津市などに導入されている専用車両が展示され、医師による遠隔診療のデモンストレーションも行われました。
県は、医師の負担軽減やへき地での効率的な医療体制の構築を目指し、2026年度に嶺南地域を対象に遠隔で医師のオンライン診療ができる「医療МaaS」の実証実験を検討しています。
小浜病院の菅野元喜院長は「遠いところだと片道1時間かかる診療所への対応についても、週一回は診察に行くがあとはオンライン診療という形に慣れていってもらうのが重要」と話します。
県は、実証実験に向けて病院や医師会などと検討を重ねることにしています。
