爆発を伴う火災などの影響で、発電事業の廃止を決めていた鳥取県米子市のバイオマス発電所について8月、運営会社が国に発電所の廃止届を提出していたことが分かりました。

米子市大篠津町にある米子バイオマス発電所は2022年4月に操業を始めましたが、2023年に火災が相次ぎ、なかでも9月には爆発を伴って激しく損傷し、以降、運転を停止しています。
発電所の運営会社を作った中部電力など出資企業は2025年6月、周辺住民や米子市に対して、設備の復旧や安全対策に係る工事費など採算性が見通せないことを理由に、事業撤退に向けた検討を進めていることを伝えていました。

運営会社によりますと、その後、施設内に残っていた燃料の木質ペレットなど可燃物の撤去作業が完了したということで、8月1日、中国経済産業局に発電事業の廃止届を提出し受理されたということです。

運営会社は、TSKの取材に対して「建物の撤去など、今後の発電所の扱いについては検討中で未定」だとコメントしています。

TSKさんいん中央テレビ
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