江戸時代の武士が所有した若狭ゆかりの刀などを紹介する企画展が、小浜市の県立若狭歴史博物館で開かれています。
刀を通して若狭小浜の歴史を知ってもらおうと企画さた展示会の会場には、室町から江戸時代の刀など24点が展示されています。
小浜の刀工として名高い藤原冬廣が手がけた一振りは、姿や刃文の美しさに加え、戦での使用を想定した強度と切れ味が特長で、武士の憧れであったと言われています。
また、小浜藩士が使用していた刀の鞘には若狭塗が施されていたり、鍔には透かし模様が入っていたりと、当時の武士のこだわりや美意識の高さがうかがえます。
8月末まで展示されています。