主にマダニに咬まれることで感染する重症熱性血小板減少症候群SFTSの「猫」への感染が富山県内で初めて確認されました。

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富山県によりますと、SFTSの猫への感染が確認されたのは高岡厚生センター管内で、3歳の飼い猫1匹です。

この猫は、普段屋内で飼われていますが、先月19日に屋外に逃げ、およそ1か月後、飼い主のもとに戻ってきた時には食欲と元気がなかったということです。

今月23日に動物病院を受診して検査をしたところ、感染が判明したということです。

SFTSは、まれに猫や犬から「人」へ感染することがありますが、現時点で飼い主や動物病院従事者に症状は出ていないということです。

SFTSはウイルスを保有する主にマダニに刺されることで発症する感染症です。

県は動物からの感染を防ぐためにも動物を飼育している場合は、布団で一緒に寝るなどの過剰なふれあいは控え、マダニに咬まれない対策を徹底するよう呼びかけています。

県内での動物への感染は、2022年5月に犬が2頭確認されています。人では2022年11月と今年6月にそれぞれ1人が確認されています。

富山テレビ
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