8月26日未明、岩手県釜石市の住宅の敷地内でクマが目撃され、小屋に保管されていた米ぬかが荒らされる被害が確認されました。
8月26日午前1時前、釜石市片岸町の住宅で、住人が外の様子を見たところ、敷地内にクマ1頭がいるのを発見し警察に通報しました。
警察が駆け付けた際、すでにクマの姿はありませんでしたが、住宅に隣接する物置小屋の網戸が破壊され、中にあった米ぬかが荒らされているのを確認しました。
米ぬかは、ビニール袋に入った状態で保管されていましたが、その袋が小屋の外に引きずり出され、袋の中身が東側にある山に向かって点々と散らばっていたということです。
警察では、クマが網戸を破って侵入し、その後、山の方向へ立ち去ったとみています。
この住宅には当時、高齢の夫婦がいましたが、けがはありませんでした。
現場は三陸鉄道の鵜住居駅から南に約2キロの山あいの地域で、警察が付近をパトロールして警戒を強めています。