スズキは2日、小型SUV「クロスビー」の新型を発売した。
2017年の発売以来、8年ぶりのモデルチェンジ。
燃費を22.8km/Lと従来モデルに比べ2割向上させたほか、衝突被害軽減ブレーキや車線逸脱抑制機能などの安全装備も拡充した。
従来モデルの丸みを帯びたデザインからSUVらしく力強さを感じさせるデザインを取り入れるなど外観を大きく変更した。
これまでは「かわいい」というイメージで女性ユーザーに人気だった一方で、「かっこいい」というイメージが競合車に比べて低く、男性客を取り込み切れていなかったという。
クロスビーは国内で製造し、国内で月2000台の販売を目指す。
スズキは、小型SUVの市場が「初代クロスビー」を発売した8年前と比べて約5.4倍に拡大しているとし、ダイハツ工業の「ロッキー」や、トヨタ自動車の「ライズ」など競合車も人気を集める中、今回のモデルチェンジでシェア拡大を狙う。