早くもおせち商戦が本格化しています。
年末年始が「最大9連休」となることから、家族が集まる需要を見越して「ぜいたくなおせち」の展開が目立ちます。
東武百貨店が打ち出したのは、ローストポークをメインに背脂ソースがついた、6人用の“肉づくし”のおせち。
過去最大級のボリュームということで、持ってみるとずっしりとしていて、重さは4kgあります。
値ごろ感のある2万円台で大人数向けの商品も並んだほか、おせちに加える1品として、鍋の品ぞろえも充実させています。
最近の調査では、2026年のおせちを「購入する」人は約8割で、7割が「節約は意識しない」と答えていて、「おせちは奮発したい」というニーズが伺えます。
一方、「年末も楽しめるおせち」を初めて提案した高島屋では、「肉・ウナギ・カニ」をメインにしたものや、「松葉ガニ」を使ったオードブルが登場。
一人でもお正月を華やかに楽しめる「ソロ活おせち」のほか、1マスずつ中身を選べ、値段も自分で決められる「カスタマイズおせち」も打ち出しています。
食料品バイヤー・天笠亜佑子さん:
普段頑張って節約されているからこそ、お正月だけは楽しく過ごされたいというニーズもありますので、そういったものもしっかりご用意しております。
家族や友人と集まる需要を取り込もうと、独自のおせちを競う動きが強まっています。